マッコーリーのアナリストチームが、1─5月の貿易統計と6月の船荷証券のデータから分析したところ、今年上半期に米国へ輸入された銅は計88万1000トンで、基本的な必要量とされる約44万1000トンをはるかに上回っている。
同チームは「これは44万トンもの過剰在庫の存在を示しており、内訳はCOMEXに目に見える形で10万7000トン、未報告ないし産業チェーンを通じて前倒しで購入されている分が33万3000トンだ」と述べた。
追加関税免除も
こうした過剰在庫の一部はCOMEXの指定倉庫に送られている。COMEXの今月7日時点の銅在庫は22万1788ショートトン(20万1203トン)で、米国の港湾に世界各地から銅が到着し始めた3月終盤以降に135%も増加した。
米国に輸出された銅の大半はLMEからのもので、6月終盤のLME在庫は2月半ばから66%も減り、9万トン弱と2023年8月以来の規模に沈んだ。
一部の銅は米国の自由貿易区に保管されており、通関手続きをしないため海外への移動がより簡単にできる。
関税の支払いがベースとなっているCOMEX指定倉庫の銅は、輸出が比較的難しいが、不可能ではない。
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