蚊以外の感染ルートに関する証拠は限られている。

 WHOは「ジカウイルスはヒト精液内に隔離されており、ヒトからヒトへ性感染した可能性が1例あるが、性的接触が同ウイルス感染の手段であるかどうかを確認するにはさらなる証拠が必要だ」としている。

 ジカ熱と小頭症の因果関係が確実に証明されたわけではないものの、マーガレット・チャンWHO事務局長は、状況証拠について「示唆的で極めて懸念すべき」との見方を示した。

 ジカ熱に有効なワクチンと薬の開発に加え、一部の研究者は媒介する蚊への対策に取り組んでいる。

 米バイオ技術開発イントレクソンの英子会社オキシテックは、遺伝子操作を行ったネッタイシマカを放ち、通常のネッタイシマカを減少させることを期待している。

 オキシテックによると、同社が昨年4月から11月に2500万匹の遺伝子操作されたネッタイシマカ「OX513A」をブラジルのある地域に放したところ、野生のネッタイシマカの幼虫を82%減らすことに成功。当局は、同地域におけるデング熱感染が激減したと報告している。

 (Tom Miles記者、Ben Hirschler記者 翻訳:伊藤典子 編集:下郡美紀)

[ジュネーブ/ロンドン 25日 ロイター]
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