<経済は停滞し安全保障は揺らぎ、政治は不安定。そんな韓国の舵を取るイ・ジェミョン(李在明)大統領が選ぶべき針路は?──>

過去50年に、韓国ほど劇的な変貌を遂げた国も珍しい。

韓国は国民1人当たりの年間所得が400ドルに満たない独裁国家から、豊かで活気ある民主主義国家へと生まれ変わった。今では大統領を直接選挙で選び、国民の平均年収は3万3000ドルを超えている。

しかし近年は経済成長の鈍化に政治の混乱、安全保障環境の緊迫化と、3つの難題に直面している。韓国は再び改革を成功させ、試練を乗り越えられるのか。

まずは経済。1970〜90年代の韓国は平均7%以上のGDP成長率を記録したが、最近は2〜3%にとどまる。さらに今後10年で成長率は1%まで落ちるとされる。

大きな要因が人口の減少だ。韓国では出生率が世界最低レベルの0.75まで落ち、少子高齢化が急激に進む。2024年12月には、65歳以上の高齢者が人口の20%以上を占める「超高齢化社会」に突入した。

生産性の伸び悩みと家計債務の高さも消費と投資にブレーキをかけ、日本の「失われた10年」に似た停滞期に陥るリスクが増大している。

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