ヒッキー氏はこうも指摘する。「例えば、ヨーロッパの国の市民が被害にあった場合、その強姦や性的暴行は報告されない。また、米国市民がヨーロッパ発着のクルーズで被害を受けた場合でも、そのクルーズが米国の港に立ち寄らなければ報告対象にはならない」。

米国の性的暴行被害者支援団体「RAINN(レイプ・虐待・近親姦全国ネットワーク)」によると、被害者はFBIやDOTに申し立てを行うことができ、またクルーズ船の保安担当者に直接報告することも可能だ。

RAINNのガイダンスにはこう記されている。「被害現場が捜査当局によって確認されるまで、その場を保全するよう求める権利があります。また、事件を目撃した、あるいは関与した可能性のある乗員や乗客の名前と連絡先をメモしておくことが役立ちます」。

「クルーズ船上で性被害を受けた場合、最も重要なのは船内の医務室にいる医師にすぐに報告し、シャワーを浴びる前にレイプキット(標準的な骨盤内診断を含む)による検査を必ず受けるよう主張することだ。

米国市民であれば、すぐにFBIに連絡し、被害を報告してほしい。打撲、切り傷、擦り傷、裂傷、腫れなど、被害の痕跡はすべて写真に記録しておくことが重要だ。

そして、クルーズ会社を相手取って乗客や乗員の代理をしてきた実績のある弁護士に連絡を。フロリダ州弁護士会から海事法の認定を受けている専門家を探し、本当にこの分野で長年取り組んできた人に依頼するのが望ましい」。

【グラフで見る】ディズニー・クルーズ船上で報告された性的暴行件数の推移
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