アメリカ側の覚悟の欠如を、中国は台湾海峡での強硬姿勢への追い風と受け取るかもしれない。それどころか、アメリカの無反応を「台湾を奪っていい」というサインと見なす恐れもある。アラスカ北極圏での抑止力を回復させなければ、アリューシャン列島もまた、キューバや台湾に続く「危機の歴史」に名を連ねることになりかねない。

米政府はグリーンランドに固執するよりも、既にアメリカ領である北極圏の一部、つまりアラスカに注力すべきだ──アラスカの冷気が北極の猛火に転じる前に。

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