ハチが群れを増やすための自然な行動

養蜂家団体「Swarmed」のマネージングディレクターのマテオ・カイザーは、都市養蜂の増加により、ハチが住宅や庭、車に集まるケースが増えていると本誌に語った。ただ、通常はそうした場所に1日以上留まることはないという。

「ハチは、探索蜂が巣を作るのに適した場所を見つけるまで、あちこち飛び回る。そのため群れは、自動車のような住みにくい場所に降り立った場合は特に、数時間から1日以内に移動する」とカイザーは言う。

「恐ろしいと思うかもしれないが、ハチの群れはたいていおとなしい。蜂蜜で満たされ、守るべき巣もないので、次の場所を見つけるまでただ移動しているだけだ」

ハチの群れを見つけたら、養蜂家に連絡して安全にハチを移動させることをカイザーは勧める。そうすれば群れは生き残り、煙突や壁の中など、処理しにくい場所に移動することも防げる。

「ハチの巣分かれは、1つの群れから2つの群れを作るための自然な行動だ。女王蜂と共に半数のハチ、1万〜2万匹ほどが巣から出て、一時的に木の枝や車などに集まり、塊を形成する。その間に、探索蜂が新しいすみかを探す」

タウンゼントの悪夢のような体験の動画は拡散され、本記事の執筆時点で4600件以上のコメントが集まった。「トラウマになった。いったいどうすればいいの?」「すごくストレスになりそう。一体なぜ?」「私だったら車を買い替える」「今やあなたは女王蜂と見られている」というコメントも寄せられている。

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