爆発はウクライナ国産ドローンによる攻撃によるものだったのか?

ロシアの独立系メディア「アストラ」は、大きな爆発の後に二次爆発が起き、その前にはドローンの音が聞こえたという住民の話を伝えている。

ロシア国防省は、爆発物を取り扱う際の安全手順違反が原因で火災が発生したと発表。またロシア非常事態省は、軍部隊、7つの集落、12の別荘地の住民らが避難したと発表した。同国メディアは近隣の住宅も被害を受けたと報じており、ウラジーミル州のアレクサンドル・アヴデーエフ知事によると、4人が負傷したという。

ウクライナの偽情報対策センターのアンドリー・コバレンコ所長によると、同施設にはイスカンデル、トーチカU、キンジャールの各ミサイルを含む約10万5千トンの兵器が貯蔵されていた。これらのミサイルはすべて、ウクライナのインフラ攻撃に使用されている。また、防空システムのパーンツィリ-S1、S-300、S-400の弾薬や、多連装ロケット砲のグラード、スメルチ、ウラガンの弾薬も保管されていたという。

コバレンコは「GRAU(ミサイル・砲兵総局)第51兵器庫は焼け落ち、二次爆発が起きた。施設のほぼ全体が火に包まれた」とテレグラムに投稿した。

ウクライナの情報筋と軍の情報筋は、ウクライナの国産ミサイル型ドローン「パリャヌィツャ」が使われた可能性があると指摘している。ロシアのアンドレイ・ベロウソフ国防相は、事件を受けて調査チームを設置した。

4月23日には、ロシアのタタールスタン共和国アラブガ特別経済区で、ロシアの防空システムがドローンを迎撃した。アストラによると、この地域ではシャヘド型ドローンが生産されており、ウクライナのロシア国内への越境攻撃は今後も続くとみられる。

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