<アメリカの出生率の低下を受けて、人口減少は文明の危機と警告。自身も人口研究などに資金を投じるほか、子作りにも励む>

2023年の出生数が過去40年間で最低水準に落ち込んだという米保健統計センターの報告を受けて、テスラとスペースXのCEOであるイーロン・マスク(53)は、アメリカの出生率の低下について厳しい警告を発した。

政治的・経済的な不安や生活費の高騰で子供を持つことを躊躇する状況が続いており、出生率は世界的に急落している。人口置換出生率(人口が長期的に増えも減りもせずに一定となる出生の水準)は女性1人当たり2.1人だが、アメリカでさえ出生率は何年もそれを下回ったままであり、長期的な人口動態の持続可能性に対する懸念が高まっている。

トランプ政権は、アメリカで女性がより多くの子どもを産むよう奨励する方法を検討していると報じられている。

「出生率の低下は文明を終わらせるだろう」と、マスクは22日にX(旧ツイッター)に投稿した。米保健統計センターのデータに対するコメントだ。

彼は世界一の富豪であり、少なくとも4人の女性との間に少なくとも14人の子供をもうけたとされている。

自分の子供を軍団規模に

この数字によると、2023年のアメリカ国内の総出生数は359万6000人となり、2022年(366万7000人)から2%減少した。年間の出生数としては1979年以来、最低の記録となった。

アメリカにおける2023年の女性人口1,000人当たりの出生数を表す総出生率は女性1000人当たり54.5人で、2022年から3%減少した。2008年以降、毎年平均1%ずつ低下しているという。

マスクは、以前から世界の出生率の低下について懸念を表明し、文明に対する深刻な脅威と見なしている。少子化対策と人口研究のために数百万ドルを費やしてきた。

マスクとの間に子供がいる保守派のインフルエンサーでジャーナリストのアシュリー・セントクレアによると、マスクは、彼の言う「この世の終わり」回避に貢献するため、十分な数の子供を産んでもらえるだけの代理母を雇いたいと語っていたという。

セントクレアが子供を身ごもっているときに、「世の終わりが来る前に軍団規模に達するには、代理出産を利用する必要がある」と、マスクはテキストメッセージでセントクレアに伝えた、とウォール・ストリート・ジャーナル紙は報じている。

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