暴露本はこれが最後?

だが、本書が言及していないこともある。ウィンウィリアムズ自身の無知と、それが本書の記述にどう影響したかだ。ワイアード誌のスティーブン・リービー記者はこう指摘している。「彼女もまた『うっかり者』の1人だ。時には異論を唱えるが、最後は大勢に従っている」

『ケアレス・ピープル』で心配なことが1つあるとすれば、この興味深い暴露本がフェイスブックについての有益な視点の1つではなく、「フェイスブック年代記」の決定版になりかねないことだ。あるフェイスブック出身者は、『ケアレス・ピープル』を称賛する一方で、私と同様の懸念を書き込んでいる。

「当時はそれぞれの部署で独自の戦いを繰り広げる『たくさんのサラ』が全社レベルにいた。でも、この本では彼女だけが戦っていたかのように描かれている」

本書の出版を阻止しようとしたメタの陳腐なキャンペーンには、同じ挑戦を考えているかもしれない他の人々にメッセージを送る狙いもある。そんなことをすれば、メタはおまえを追い回し、司法の場で仲裁を申し立てるぞ、と。

『ケアレス・ピープル』は有益な1冊だが、これが元関係者による最後の暴露本にならないことを心から願う。

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