中国の保守的な外交評論家・任意(レン・イー)は、涂赤(トゥー・チー)という筆名でこう書いている。 「デカップリングは絶対に中国の目標ではないが、現段階では必要な対応だ」

J・D・バンス副大統領がXに投稿した次のコメントは、アメリカにとっての貿易関係の戦略的課題と、それを変えることの政治的困難を強調している。中国製品はアメリカの防衛産業のサプライチェーンに深く入り込んでいるからだ。

「米政界のインサイダーの中には、中国との実際の戦争を望んでいるが、同時にわれわれの重要な軍事物資の多くが中国で製造されることを望んでいる者もいる。これは正気の沙汰ではない。トランプ大統領は平和を望んでいるが、同時に公正な貿易とアメリカ経済の自立も望んでいる」

米中の対立の主軸はこれまで主に貿易戦争に置かれていた。だがトランプ政権下では、それが中国抑止政策へと大きくシフトする兆しがみられる。それはトランプが中国のかつての同盟国、ロシアとの関係改善に動いている点にとりわけ顕著に現れている。

トランプ政権の考える「中国の脅威」の本質をはっきり言い表しているのが、ピート・ヘグセス国防長官の「わが国の国土と、のインド太平洋における中核的な国益を脅かす能力と意図をもつ、共産中国という同格の競争相手」という言葉だ。

ヘグセスは2月、NATO加盟国の国防相らを前に、アメリカにとっては欧州よりも「太平洋における中国との戦争の抑止」のほうが優先度が高いと言ってのけた。

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