「家族として、人生が一変したような感じだった」

ハリー・フリーマンも、自身が12歳だったころは同じ状況だったと振り返る。「あまり動かず、体に良くないものばかり食べていた」と彼は言う。「けれども幸い、ボクシングを始めて、それがすごく役に立った」

「ジェイコブに会ったとき、すぐに自分を重ねた。なにしろ、それがどんな感じなのか、不幸なときにそのパターンから脱するのがどれだけ大変か、知っているからね」「最初に会ったとき、ジェイコブが落ちこんでいるのがわかった。でも、引っくり返すのは簡単だと思った。きっとやる気を引き出せるとわかっていた。いまでは、彼はすっかり夢中になっていて、すごく自信をつけている」

ハリー・フリーマンがニューズウィークに話したところによれば、重視しているのは体重ではないという。「目標は、健全で健康になることだ」と彼は話した。「体重は目に見えて減っているが、彼にはサッカーを再開して、試合に参加してほしい──目標にがんじがらめになるのではなく」

3人は毎日、ボクシングエクササイズ、サッカー、それに大抵は近所の公園でのトレーニングに注力してきた。最近では、他の子どもたちも仲間に入り、その子たちがジェイコブをサッカーに誘っている。

ジェイコブの母親ジョージナ・ウィットモアはこう話す。「家族として、人生が一変したような感じだった──家族全員の食習慣が改善した」「ジェイコブは、前よりもずっと幸せになり、ゲームの時間も、少なくとも半分に減った。以前は野菜を食べようとしなかったけれど、いまでは、野菜を食べるのがなによりも自分のためになるとわかっている」

「みんなが、ジェイコブに対してずっと親切になった」
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