魅惑的なポーズでネット民を悩殺したキムは、米ニューヨークのタイムズスクエアにブルーのビキニを纏った自身の巨大バルーン人形を設置する大胆不敵なマーケティングを敢行したことでも話題を呼んでいる。

「SKIMSがタイムズスクエアを占拠」とキャプションを添えてブランドのSNSに投稿された写真には、多くのニューヨーカーや観光客が行き交う交差点に約18メートルの巨大なキムの人形が横たわっている。

ネットでは、突如街中に出現した際どいビキニ広告に戸惑いの声が続出。「奇妙を超えている」「やりすぎ。これは公然わいせつ」「子供たちも見る公共の場に設置するのは不適切」など、批判が殺到。

「女性の体を非現実的な表現にしている」「女性の体に対するあなたの永遠の理想の毒性はとても不快で、普通の人を悲しくさせる」などの声もあり、セレブの「肌見せ」が世間の注目を集める中で新たな論議を巻き起こしている。

補正下着ブランドとして大成功を収めたSKIMSは、ラウンジウェアも展開して東京オリンピック米国代表選手団の公式ウェアに選ばれるなどビジネスを拡大。水着ラインに加え、最近ではスポーツウェアと補正下着を融合させたナイキとのコラボレーションも発表している。

挑発的なマーケティングには批判の声もあるが、「最もセクシー」を自称する新作水着コレクションは革新的なカットと魅力的なシルエットがファッション批評家たちに称賛されているという。

[筆者]
千歳香奈子

北海道・札幌市出身。1992年に渡米し、カリフォルニア州サンタモニカ大学で写真を学ぶ。96年アトランタ五輪の取材アシスタントとして日刊スポーツ新聞社アトランタ支局に勤務。ロサンゼルス支局、東京本社勤務を経て99年よりロサンゼルスを拠点にハリウッドスターら著名人へのインタビューや映画、エンターテイメント情報等を取材、執筆している。日刊スポーツ新聞のサイトにてハリウッド情報や西海岸のトレンドを発信するコラムも寄稿中。著書に『ハリウッド・セレブ』(学研新書)。

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