しかし、一般のロシア国民にとって、こうした活動を支援するコストは高い。

ノーベル平和賞を受賞したロシアの人権団体「メモリアル」は、ACFに寄付したことで少なくとも14人が刑事訴追されたと報告。ACFは米国で非営利組織として登録されているが、ロシア政府は「外国の代理人」「過激主義」団体と指定し、寄付で有罪となれば最長8年収監される。

 

コンピュータープログラマーで、モスクワで人権擁護の活動をしていたコンスタンティン・コトフ氏は昨年末、何年も前にACFに6回にわたり500ルーブルずつ寄付していたことで訴追を受けた。

コトフ氏は抗議活動にも参加し、5年前には大規模抗議集会を手伝ったことで収監された。その後、ウクライナ侵攻に反対するデモに参加したことで、複数回逮捕され罰金を科された。

コトフ氏はロイターに対し、「ナワリヌイ氏は、私たちに、現実の政治に関わること、ある目的のために結果を恐れず政治に関わることを教えてくれた」と語る。

先月、公判に向けて自宅軟禁となっていたコトフ氏は、裁判所が命じた足首に装着する追跡装置の技術的欠陥に乗じて逃亡することを決意した。現在はリトアニアにいるコトフ氏は、自分は幸運だったが、ロシアに残っている人々は出国するのが難しい、と語る。

「必要な書類も持たず、国外に受け入れてくれる人もいなければ、いったいどうすればいいのか」

(翻訳:エァクレーレン)



[ロイター]
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