サマンサ・パワー(Samantha Power)元USAID長官は「アメリカの地位と世界の安全保障を低下させ、中国が世界中で選ばれるパートナーになる道を開いたのは、中国自身の行動ではなかったことに後世の人々は驚嘆するだろう」と、ニューヨーク・タイムズ紙に寄稿した論説で述べた。

対して、トランプ大統領は2月2日、記者団に「USAIDは過激な狂人たちによって運営されている。連中を追い出すつもりだ。そのうえで決定を下す」と語った。

カンボジア王立アカデミーの政策アナリスト セウン・サム(Seun Sam)は、カンボジアのニュースサイト「キリポスト」の記事で「中国が支援しなければ、CMACはカンボジアで地雷除去を続けるための十分な資金を確保できない。だから中国からの支援は進行中の地雷除去の取り組みにとって特に重要だ」と述べている。

これからどうなる?

USAIDは改めてどのプロジェクトを支援するかを決定していくが、アメリカが援助資金を削減したところに中国が首を突っ込むチャンスを見出す可能性はある。とはいえ、それはアメリカの支援復活を妨げるものではない。

【関連記事】
ニューズウィーク日本版 台湾有事の新シナリオ
2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。

米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由

※バックナンバーが読み放題となる 定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます