北朝鮮を巡っては、核開発計画に懸念を表明した上で、北朝鮮のサイバー活動およびロシアとの軍事協力強化を抑止する必要性を強調した。

石破首相は会見で、共同声明について「これは今後の日米協力のいわば『羅針盤』になる文書だ。この成果をもとにしてトランプ大統領とともに、日米関係の新たな黄金時代を築いていきたい」と語った。

トランプ大統領は近い将来の訪日を了承した。日米をはじめとする重要な同盟関係が、将来にわたって長く繁栄することを確信していると述べた。

トランプ大統領は故安倍晋三首相とは親しかったが、10月に首相に就任した石破氏とは親交がなかった。アナリストらは、石破氏の早期ホワイトハウス訪問は明るい兆しだと指摘した。

元米国務次官補で米アジア・ソサエティ政策研究所副会長を務めるダニエル・ラッセル氏は、石破首相はトランプ大統領に巧みに対応し、日本にとって有利な関係を築く時間を稼いだと評価した。

「石破氏の使命はトランプ氏の好意を得ることだったが、見事に成功したようだ」と話した。ただ、日本が米国からの輸入を増やしても、両国間の貿易不均衡を解消するには至らないだろうとの見方を示した。


[ロイター]
トムソンロイター・ジャパン
Copyright (C) 2024トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます
ニューズウィーク日本版 台湾有事の新シナリオ
2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。

米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由

※バックナンバーが読み放題となる 定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます