米アマゾン・ドット・コムの動画配信サービス「プライム・ビデオ」は、社内の利益目標を達成するために、戦略的な焦点をオリジナルのテレビ番組や映画からスポーツの生中継に移行している。ネットメディア「ジ・インフォメーション」が24日に報じた。

リアルタイムの視聴者を持つスポーツの生中継は、ターゲットを絞った広告出稿の貴重な機会を提供することから、ストリーミングを手がける企業に広告収入を増やすために生中継コンテンツの契約確保を促している。

報道は、アマゾンの計画に詳しい2人の関係者の話として、同社のアンディ・ジャシ―最高経営責任者(CEO)は2025年末までにプライム・ビデオの黒字化を目指しており、今回の動きはその目標達成に向けた戦略の一環だと伝えた。

アマゾンはスポーツコンテンツに多額を投じており、米プロバスケットボール協会(NBA)や米フットボールリーグ(NFL)などの試合の放映権に年間約30億ドルを費やしているという。

昨年7月には、米ウォルト・ディズニー傘下のスポーツ専門局ESPN、米メディア大手コムキャスト傘下のNBCユニバーサルとともに、NBAの試合の放映権の11年契約を770億ドルで締結した。アマゾンは昨年、プライム・ビデオ内で広告の掲載を開始した。

アマゾンのエンターテイメントチームは2022年の企画会議後、映画やテレビ企画を減らしている。ジ・インフォメーションによると、24年のオリジナルおよびライセンス映画、テレビ番組、スポーツ生中継に振り向けた予算は約70億ドルだった。

[ロイター]
トムソンロイター・ジャパン
Copyright (C) 2024トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます
細胞を「生物学的資産」として管理する時代へ──iPS細胞治療の最前線
細胞を「生物学的資産」として管理する時代へ──iPS細胞治療の最前線
ニューズウィーク日本版 台湾有事の新シナリオ
2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。

米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由

※バックナンバーが読み放題となる 定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます