ニューヨークにあるヘケート・カフェのエリオット・エッジ店長も同じ考えだ。モクテル(ノンアルコールのカクテル)が売りのこの店が22年にオープンするまで、「ニューヨークに酒を出さないバーは1つしかなかった」と言う。

当初は知名度も低く、「バーテンダーが見つからなかった」と、オーナーのアビー・エーマンは言う。「今は、バーテンダーが私を探してやって来る」

ヘケートは異性との出会いを求める客が集まるタイプのバーではないが、初デートの場所として人気があるという。アルコールが入らないほうが、よく知らない相手について正しい判断をしやすいからかもしれない。別の店で酒を飲む前に、ヘケートに寄る客もいれば、子供とモクテルを飲みにくる親もいるという。

そして大みそかの穴場でもある。「酒を飲まない人にとって、大みそかのニューヨークは苦痛に近い」と、エッジは言う。「1月1日はドライ・ジャニュアリーの始まりを祝う大パーティーの日だからね」

※前編はこちら:「禁酒ゲーム」が新時代のトレンドに?...今年はアメリカ人の3分の1が参加「ドライ・ジャニュアリー」とは?

【関連記事】
ニューズウィーク日本版 台湾有事の新シナリオ
2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。

米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由

※バックナンバーが読み放題となる 定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます