トランプ次期大統領の下で、米国は政策を大幅に変えるとともに、政府が使用する文言も大きく変更するとみられている。

政府の公式ウェブサイトや文書から気候変動やLGBTQ+の権利に関する目立つ記載が削除されるとともに、移民問題では「書類のない移民」や「非市民」といった表現に代わって「不法在留外国人(illegal alien)」という用語が復活する可能性があると、専門家はみている。

非営利団体の環境データ&ガバナンス・イニシアチブでウェブサイトの監視を統括するグレッチェン・ゲルケ氏によると、トランプ氏の1期目就任前、研究者らは微妙な文言の変化を予想していた。しかし、実際には「ストレートな削除」が大半で、「大幅なアクセス削減や、多くの情報抑制を目にした」と指摘した。

ゲルケ氏らは今回、さらに極端な変化を覚悟している。気候変動から「多様性、公平性、包摂(DEI)」政策に至るまで、そうした変更は単なる言葉の定義を超えて重大な変化をもたらすかもしれない。

<正義を削除>

トランプ氏の政権移行チームの報道官、キャロライン・レビット氏は気候変動に関する言及がどの程度変更または削除されるのかという質問に直接回答しなかった。

ゲルケ氏と同僚がまとめた2018年の報告書によると、第1次トランプ政権は政府ウェブサイト上の気候変動に関するコンテンツを削除、もしくは目立たないようにしたり、気候変動の国際的な義務に関する情報を消した。

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「正義に関する文言はすべて削除されると予想」