「楽しみながら学べる」体験型イベントを展開

また、OSGのブースでは、サステナブル体験型イベントが多数開催された。中でも特に人気を集めたのが、「ステハジ」プラ干狩り体験だ。このアクティビティでは、参加者が潮干狩りの要領でプラスチックごみを集め、遊びながら環境問題を学べる内容となっていた。

newsweekjp20241226024119-b2fdd880cf0be86d41a219726dc7860ecb8250e5.jpg
潮干狩り感覚でプラごみを集める「ステハジ」プラ干狩り体験

プラ干狩り体験ブースの特徴は、楽しく学べるだけではなかった。このブースで使用されたプラスチックごみは、共創メンバーと共に年数回実施している「ステハジ」ビーチクリーンで回収されたものだ。ビーチクリーンは砂浜をきれいにするだけでなく、その活動を通じて、多くの人々にプラ干狩り体験を提供し、サステナブルな行動変容を促すきっかけを作ることを目指している。このように、「共創の輪」が広がっている点が、この取り組みの大きな特徴と言える。

こうした取り組みは2025年に開催予定の大阪・関西万博へも引き継がれる予定だ。万博では、OSGが屋外給水スポットの運営を担当し、「ステハジ」プロジェクトをさらに広げていく。日本発のSDGsへの挑戦が、世界中の来場者に披露されることで、その理念や実践が広く国際社会に伝播し、新たなインスピレーションを与える契機となるだろう。

使い捨てに頼らない日常(未来)への道筋は、一つのイベントだけで完結するものではない。しかし、今回の取り組みは、企業同士が手を取り合い、共に未来を創る社会の実現に向けた重要な一歩となった。

ニューズウィーク日本版 台湾有事の新シナリオ
2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。

米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由

※バックナンバーが読み放題となる 定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます