[東京 27日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比85円27銭高の2万3458円59銭となり、続伸した。米国株高や為替の円安基調などを好感し、朝方から買いが先行。一時2万3500円台に乗せたものの、直近高値圏ということもあり利食い売りが出やすく、上値を抑えられた。

オーバーナイトの米国株市場では、米中通商協議を巡るトランプ大統領の前向きなコメントが相場を支援。ダウ工業平均、ナスダック総合、S&P総合500種の主要3指数が最高値を更新した。ドル/円が109円前半にしっかり乗せたことも追い風となり、日経平均は続伸スタートとなった。

その後、利益確定売りが上値を抑えた一方、目立った売り材料もなく、前引けにかけてプラス圏で一進一退となった。

市場では「大型株より中小型や新興株市場が活気づいている。地合いは良く、押し目待ちの人もなかなか買えない。日経平均は高値もみあいが続くのではないか」(水戸証券のチーフファンドマネージャー、酒井一氏)との声も出ていた。

TOPIXは0.32%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は8500億円にとどまった。東証33業種では非鉄金属、電気・ガス、鉱業などが値上がり率上位に入った。半面、海運、保険、ゴム製品などは値下がりした。

個別では、ファルテック<7215.T>が一時ストップ高となった。政府が国内で販売される新車に衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)の取り付けを義務づける方針を固めたと27日付朝日新聞朝刊が報じ、関連銘柄として物色された。

東証1部の騰落数は、値上がりが1308銘柄に対し、値下がりが715銘柄、変わらずが130銘柄だった。

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