この結果は、目を閉じた状態で見ようとする──すなわち想像しようとする──活動が、アヤワスカの影響下においては、想像上の光景をかなりはっきり見ているという感覚を実際に生み出していることを示唆している。

この4年後には、インペリアル・カレッジ・ロンドンの英国人薬理学者デビッド・ナット率いるグループが、LSDを用いて同様の結果を得ている。同研究では、目を閉じている状態でも視覚系が強力に活性化することが示された。

 

シダルタ・リベイロ(Sidarta Ribeiro)

ブラジルのリオグランデ・ド・ノルテ連邦大学脳研究所の創設者で初代所長、神経科学科教授。ロックフェラー大学で動物行動学の博士号を取得。研究テーマは、記憶、睡眠と夢、ニューロンの可塑性、人間以外の動物の記号能力、計算精神医学、幻覚剤、薬物政策など多岐にわたる。著書に『Limiar: Ciência e vidacontemporânea(閾値――科学と現代生活)』のほか、眠りやニューロテクノロジーについての著作が数冊ある。

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 『夢は人類をどう変えてきたのか──夢の歴史と科学

  シダルタ・リベイロ[著]

  北村京子[訳] 須貝秀平[監]

  作品社[刊]

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【動画】ドキュメンタリー「アヤワスカの力」
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