その後、「刑務所内で黎智英(ジミー・ライ)の健康状態が悪化しているとの報道を懸念している」と、スターマーは続けた。

香港紙「リンゴ日報」の創業者、黎(76歳)は英国籍の民主化運動家で、現在詐欺罪で服役しており、2020年香港国家安全維持法(国安法)に基づく裁判が再開されたところだ。

 

カメラが習の反応を捉えるべく方向を変えようすると、中国側関係者が現れてカメラの前に立ちはだかり、撮影者を含む報道陣を部屋から追い出した。報道陣が中国代表団の指示に従わざるを得なかった理由は不明だ。

「中国でならともかく、これはブラジルで起きたことだ。にもかかわらず報道陣は中国側に聞いていい質問と聞いてはいけない質問を決められていた」と、ロンドンのシンクタンク英国王立防衛安全保障研究所のアソシエイトフェローで中国アナリストのサリ・アーホ・ハブレンはX(旧ツイッター)に書き込んだ。

「ジミー・ライの話題は中国側が行動を起こす引き金になったようだ」

ブルームバーグの動画にコメントを寄せたある人物は、サミットで首脳たちが「本質的な」議論に移る際に、報道陣が主催者から退席を促されるのはよくあることだと指摘した。

だが今回、カメラが習に向こうとした途端に報道陣が中国代表団に従わざるを得ないと感じた理由はわからない。

その他一部には、イスラエル・ガザ紛争に対する偽善的な立場や、イギリス警察の言論弾圧疑惑についてスターマーを批判するコメントもあった。

中国の「レッドライン」
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