この声明は、単なる犯行声明を超え、中国への明確な敵意を示すものだった。ISKPは、タリバンが中国の影響下でウイグル人を迫害していると非難し、攻撃がタリバンやシーア派だけでなく、中国の影響力への間接的な挑戦であることを示唆した。

ウイグル人を自爆犯に選んだことは、ISKPが中国の新疆政策を攻撃の口実とし、国際社会に中国への敵対心を訴える意図を反映している。この事件は、ISKPが中国を経済的プレイヤーではなく、地政学的・イデオロギー的な敵とみなしていることを浮き彫りにした。

2022年12月には、カブールのホテルが襲撃され、中国人5人を含む20人以上が負傷した。ISKPは、この攻撃が中国人客が集まる場所を意図的に狙ったもので、爆発物で最大の被害を出す計画だったと発表した。

この事件は、中国企業や中国人がアフガニスタンで活動する限り、ISKPの標的となることを明確に示した。カブールはタリバン政権の中心で比較的治安が安定しているとされる地域だが、そこで起きた攻撃は、ISKPがタリバンの統治力を揶揄し、中国との関係を揺さぶる狙いがあったことを示唆する。

また、中国人ビジネスマンや技術者が滞在するホテルを標的にしたことは、中国の経済進出への直接的な警告であり、ISKPが中国の経済的利益を攻撃の優先事項としていることを物語っている。 

さらに、2023年1月には、カブールのアフガニスタン外務省近くで自爆テロが発生し、少なくとも5人が死亡、多数が負傷した。ISKPは犯行を認めつつ、中国を直接名指ししなかったが、当時外務省を訪問予定だった中国代表団が標的だった可能性が指摘されている。

タリバンと中国の外交関係が深まる中、外務省という象徴的な場所での攻撃は、タリバンだけでなくその国際的パートナー、特に中国への攻撃の意図を示している。

中国にとってISKPは大きな懸念材料
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