アプリそのものの効果も問うべき
加えて、スマホアプリがどこまで感染対策の切り札として期待できるかは、もう少しだけシンプルに問われていいように思う。わが身を振り返ってみれば分かるが、私たちはスマホを四六時中持ち歩いているわけではない。どこかに置き忘れることもあれば、すぐそばにないまま1日を過ごすこともある。テクノロジー好きの常識と社会の実情は異なる。本当に接触があったかどうかは、スマホだけで分かるものではない。
接触確認アプリにどこまで感染制御の効果があったのか、あるいはなかったのかは仔細な研究を待ちたいが、先に挙げた専門家の期待に応えるような結果にはならないだろう。
次のパンデミックに備えるためにも、COCOAの失敗は忘れてはいけない。