「インド」が加わっている意義は極めて大きい

IPEFの最大の特徴の1つはインドが加わっていることだ。TPPがカバーしてきた高度な水準を求める知的財産権保護の枠組みから抜けてきた「インド」が加わっている意義は極めて大きい。インドは中国主導のRCEPの枠組みから離脱しており、アメリカ、日本、インドという域内大国が組み込まれたIPEFが機能した場合、インド太平洋地域のスタンダードになることは間違いない。

既に発足したTPP11に加えて、アメリカ、日本、インドの3か国が加わったIPEF(総計13か国)による知的財産権保護の枠組みは、中国の知的財産権政策に関しても北風と太陽の両面を持つ政策として圧力となっていくことになるだろう。

まさに1人でダメなら2人で、2人でダメなら3人で、ということだ。クアッドのような安全保障の枠組みだけでなく、日米印の関係深化が図られていく状況に今後も注目していきたい。