A:よくあることです。祖父母にとって、孫は甘やかされるために生まれてきたのです。孫が経済的に安定した状態で、大人として人生を歩み始めることができるようにしてやりたい。そうした配慮は、あなたたち夫婦にとって、人生の今の段階では必要ない。義母はそう考えたのではないでしょうか。あなたたちが家の修理代に事欠く状態だったのなら、奨学金がなければ学費を全て払うことは難しかったでしょう。

不公平だと思ってしまうのは、よく分かります。でも、見方を変えてみましょう。相続は、権利ではなく贈与です。おばあさんが孫に、より大きくて立派なクリスマスプレゼントを贈るようなものだと思えませんか。同じくらい立派なものをもらいたかったと、残念に思うのは無理もありません。ただ、あなたたちが贈り物をもらったことと、義母が孫に寛大な贈り物ができる余裕があったことに、あらためて感謝しましょう。

──エリザベス・スピアーズ(スレート誌人生相談員)
©2021 The Slate Group

<本誌2021年11月30日号掲載>

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