A:これは困りました。彼に何があったかは分かりませんが、今まで下着を盗まれていた人たちが事実を知れば大いに動揺することでしょう。続けさせていいはずがありません。

彼を優しく諭しても、最後通告を突き付けてもいいですが、彼は自分の性的指向とその表現についてセラピストに相談する必要があるでしょう。何らかの「恥」にまつわる体験が原因となって、彼の性的指向が不適切な形で表れているのだと思われます。

性的関心が本人に大きな苦痛や生活上の障害をもたらしている場合、精神疾患としての性的倒錯と診断されます。彼のケースは正常な社会生活に支障を来しているようです。セラピストに相談すれば、カウンセリングから薬物治療まで適切な対策を見つけてくれるでしょう。

彼に裏切られたように感じるというのは理解できます。おそらく今まで浮気とは無縁のように見えた人が、間接的とはいえ、他人を自分の性的欲求に巻き込んでいたのですから。無力感に襲われているというのも、妻として夫のこうした性欲を満足させられるはずがないと感じているためなので、無理もないことです。あなた自身の気持ちについても、カウンセラーや信頼できる友人に相談するのがいいかもしれません。

── ストーヤ(ポルノ女優)
©2020 The Slate Group

<本誌2020年7月21日号掲載>

【関連記事】
ニューズウィーク日本版 進化する世界の鉄道
2026年10月20日号(10月14日発売)は「進化する世界の鉄道」特集。

鉄道黄金期を迎えたヨーロッパを旅する――コリン・ジョイス(ジャーナリスト)/豪快かつ特異なアメリカ大陸鉄道史/膨張する中国鉄路の野望/「夢の超特急」リニアの現実/韓国、アフリカ、インド……世界を駆ける鉄道新事情

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます