韓国では2月26日に、イギリスのアストラゼネカや米アメリカのファイザーのワクチン接種を開始し、最初は速いスピードでワクチン接種を行ったものの、アストラゼネカ製ワクチンを接種した人に異常な血栓がみられる問題が発生すると、30歳未満にはアストラゼネカ製ワクチンの接種を中止する等接種対象を調整して接種を行っている。
接種が始まってから約2カ月が経った4月24日時点までワクチンの接種を受けた人は累計約226万人(1回目の接種)で、全人口の約4.4%にとどまっている。韓国政府は、すでに計7900万人分のワクチンを契約しており、ワクチンの供給も予定通り進むと発表しているものの、国民の間にはアストラゼネカ製ワクチンに対する不安感やワクチンの供給時期に対する不安感が解消されていない。
すると、韓国政府は国民のワクチンに対する不安感を解消するために、積極的に動き出し、4月24日にはファイザー製のワクチン4000万回分(2000万人分)の購入を追加契約したと発表した。また、「他国とファイザーとの契約が韓国の供給に影響を与えることはない」と強調した。
今後の文政権の支持率や来年の大統領選挙には、経済政策や雇用政策に加えて、新型コロナウイルスに対するワクチン接種が大きな影響を与える可能性が高くなった。今後の韓国政府の動きに注目するところである。