そしてこの様な韓国の在り方は、米中対立の中で具体的な役割を積極的に引き受け、飽くまでアメリカとの関係の中で国際社会における立ち位置を確保しようとする日本とは大きく違っている。アメリカが大きく揺れ動く中、新たに確保した「待つ」というカードを封印し、その時々の要求に積極的に答え協力するのか、それとも、「待つ」というカードを積極的に行使して、その揺れ動く様を可能な限り距離を置いて暫く見守るのか。日韓両国の選択は大きく分かれていくのかもしれない。
国際社会が不安定さを増す中で、米韓関係もまた大きな変化の中にある。アメリカはその計算通り「大きくなった韓国」を対中包囲網に取り込むことができるのか。「トランプ政権の負の遺産」をも前にして、バイデン政権の手腕が問われることになりそうだ。