HTSはトルコが支援するSNAと連携している。つまり、クルド人勢力とは相容れない。

だからHTSのアル・ジュラニが「全シリア人のシリア」を強調する時、そこにクルド人が含まれるかにも疑問が残る。むしろ、実権を握ったHTSやSNAがクルド人を「シリア人」にカウントせず、北東部への圧力をこれまで以上に強めても不思議ではない。

一方、IS対策を重視する欧米がクルド人勢力支援を強化した場合、ただでさえ難しいHTSやSNAとの連携はさらに困難になる。

その場合、シリアにはアメリカともロシアとも距離を置くイスラーム主義者の政権ができる可能性すらある。とすると、ダマスカス陥落を手放しで喜ぶわけにはいかないのである。

※当記事はYahoo!ニュース エキスパートからの転載です。

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