[ジュネーブ 28日 ロイター] - 欧州連合(EU)は28日、エアバス<AIR.PA>に対する補助金を不当とする世界貿易機関(WTO)の判断を踏まえ、補助金をWTOのルールに準じた水準に引き下げたことをWTOの紛争解決委員会に伝えた。会合に出席した高官が明らかにした。
WTOは15日、EUによるエアバスの「A380」と「A350」に対する政府支援をEUが取りやめなかったことで米ボーイング<BA.N>が損害を被ったと判断。同時に「A320」と「A330」については、ボーイングへの打撃となっているとの米国側の主張を退けた。これを受け、EUは前週、対応策を講じる方針を示していた。
EUは「A380とA350XWB型機を巡る融資条件について変更を行った」と明らかにした。
これに対し、米国代表は過去の経緯からEUの主張は信用しがたいと言明。「航空機メーカーへの融資に関し、米国が好ましいと考える結果は相互に合意した解決策の実施だ」とし、「この目標を達成するため、米国は引き続き真剣な協議を行う用意がある」とした。