ある著述家は、2016年にカンザス州で極右武装勢力がソマリア系アメリカ人を殺そうとした事件についてこう記している。「(そうした極右勢力は)自分たちの行動を、アメリカがこれまでずっと行ってきたこと、すなわちテロとの戦いの一環だと考えていた。愛国者である自分たちの行動がテロ行為に該当するとは思ってもいないのだ」。2021年1月6日の連邦議事堂乱入事件でも、刑事告発された569人のうち少なくとも48人は米軍に所属した経験の持ち主だったことは見過ごせない。

これまで20 年間、アメリカ国内で9・11テロのような事件が起きていないことはもちろん素晴らしい。しかし、国内の武装勢力が外国のイスラム過激派以上に大きな脅威になったことは、深刻に受け止めたほうがいい。

それは現代のスプートニク・ショックであり、9・11なのだから。

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