最新記事
野生動物

米ハンター、木から落ちてきたクマの「下敷き」に...撃ったのは仲間のハンター 50代男性が死亡

Virginia Hunter Dies After Bear Shot in Tree Falls on Him

2024年12月19日(木)19時20分
ナタリー・ベネガス
クマ

(写真はイメージです) Tory Kallman-Shutterstock

<アメリカで狩猟を楽しむ人の数は1150万人に上るという。同様の事故は過去にも>

米バージニア州の野生生物当局は12月17日、あるハンターが木から落下してきたクマの下敷きになって死亡したと発表。落ちてきたクマは、仲間のハンターが撃った個体だったという。

【画像】仲間のハンターが撃ち、木から落ちてきたクマの「下敷き」に...50代男性が死亡

狩猟はアメリカ経済において大きな役割を果たしている。スポーツマンズ・アライアンスが2022年に発表した報告によれば、娯楽としての狩猟やスポーツとしての射撃は米国経済に1490億ドル貢献し、約97万の雇用を支えたという(2020年のデータ)。

さらに米魚類野生生物局の調査データによれば、アメリカで狩猟を楽しむ人の数は1150万人に上り、その約3分の2が銃器のみを使用している。

バージニア州野生生物資源局の声明によれば、今回の事故は9日に州都リッチモンドとダンビルの間に位置するルーネンバーグ郡で発生した。

ハンターたちの集団がクマを追っていたところ、クマが木に登ったと当局は説明している。ハンターの一人が、安全な距離を確保したうえでクマを撃ったところ、クマは木から落ち、木の根元から約3メートルの場所に立っていたレスター・C・ハービー(58)を直撃した。

グループの一人がその場で応急処置を行った後、ハービーは救急搬送された。2つの病院での懸命な救命措置にもかかわらず、ハービーは13日に死亡した。

訃報によれば、ハービーは同州フェニックス在住で、妻にとって最愛の夫、5人の父親にして8人の祖父だった。自営の請負業者として働き、アウトドア活動が趣味だったと伝えられている。

東京アメリカンクラブ
一夜限りのきらめく晩餐会──東京アメリカンクラブで過ごす、贅沢と支援の夜
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

香港不動産ロードキング、オフショア債務全額払い停止

ワールド

アングル:中国企業、インドネシア事業展開に奔走 米

ワールド

スイスのジュネーブ、公共交通機関を一時無料化 環境

ワールド

南スーダン、イスラエルとガザ住民受け入れ協議との報
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
2025年8月12日/2025年8月19日号(8/ 5発売)

現代日本に息づく戦争と復興と繁栄の時代を、ニューズウィークはこう伝えた

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 2
    「何これ...」歯医者のX線写真で「鼻」に写り込んだ「衝撃の物体」にSNS震撼、13歳の娘は答えを知っていた
  • 3
    「長女の苦しみ」は大人になってからも...心理学者が教える「長女症候群」からの抜け出し方
  • 4
    【クイズ】アメリカで最も「盗まれた車種」が判明...…
  • 5
    これぞ「天才の発想」...スーツケース片手に長い階段…
  • 6
    マスクの7年越しの夢...テスラ初の「近未来ダイナー…
  • 7
    「ホラー映画かと...」父親のアレを顔に塗って寝てし…
  • 8
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
  • 9
    トランプ「首都に州兵を投入する!」...ワシントンD.…
  • 10
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 1
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 2
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた「復讐の技術」とは
  • 3
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を呼びかけ ライオンのエサに
  • 4
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 5
    【クイズ】次のうち、「軍用機の保有数」で世界トッ…
  • 6
    職場のメンタル不調の9割を占める「適応障害」とは何…
  • 7
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 8
    これぞ「天才の発想」...スーツケース片手に長い階段…
  • 9
    「何これ...」歯医者のX線写真で「鼻」に写り込んだ…
  • 10
    「触ったらどうなるか...」列車をストップさせ、乗客…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 7
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が…
  • 8
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 9
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大…
  • 10
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中