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国民の命は二の次か? 武漢パンデミックを後追いする日本

2020年2月24日(月)09時00分
遠藤誉(中国問題グローバル研究所所長)

こちらはダイヤモンド・プリンセス船内のVRツアーを見ることができるページだ。これをクリックして、開始する地点から3回くらい矢印をクリックして前に進むと、橋本氏が貼り付けた写真の位置まで進むことができる。ここに「清潔」「不潔」と張り紙しただけで「船内のゾーニングが完備している」と胸を張ったのだから、海外がまた大騒動。

中国のネット:岩田医師は「武漢の李文亮医師」

新型コロナウイルス肺炎の発生源である中国のネットで最も多いのは

  「岩田健太郎は中国の李文亮」

というコメントだ。李文亮は2月13日付けコラム<言論弾圧と忖度は人を殺す――習近平3回目のテレビ姿>で書いた武漢の医師である。12月30日の医者同士のグループチャットで「武漢の生鮮市場が危ない。肺炎患者が続出し、しかもSARSのコロナウイルスに似ている」と警鐘を鳴らしたために武漢の公安に摘発され2月7日に新型肺炎で死亡した医師だ。

  「岩田医師こそは英雄だ」

とした上で、中国のネットには

  ●日本は中国のイベントを復刻している。

  ●日本はなぜ武漢の失敗を学習しないのか?

  ●日本の官僚も湖北省の官僚と同じレベルじゃないか!

などの厳しい意見が溢れている。

なぜクルーズ船をウイルス培養皿にしたのか?

日本が水際政策に失敗したのは、安倍政権の習近平国賓招聘に対する配慮であることは<習近平国賓訪日への忖度が招いた日本の「水際失敗」>で述べた。しかしなぜクルーズ船に関してまで、このようなずさんなことをしたのかに関して、「政府の無能」「官僚の不透明さ」あるいは「安倍政権が新型肺炎の悪影響を矮小化しようとしたから」以外に、何があるのだろうと考えあぐねていたところ、あるツイートにぶつかって、ハッとした。それは自民党の参議院議員「たけみ敬三」氏(厚生労働副大臣や外務政務次官等を歴任)のツイートで、そこには以下のようなことが書いてある。

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