最新記事

経済

キャメロン英首相、中国との「黄金期」が両国の貿易と投資に恩恵

習近平国家主席の訪英を前に中国中央テレビの取材へ最大限の営業トーク

2015年10月19日(月)11時52分

10月18日、キャメロン英首相は中国の習近平国家主席の訪英を前に中国中央テレビに対し、英国と中国間の貿易と投資は両国関係の「黄金期」から恩恵を享受できると述べた。写真は7日にマンチェスターで撮影(2015年 ロイター/Phil Noble)

 キャメロン英首相は中国の習近平国家主席の訪英を前に中国中央テレビに対し、英国と中国間の貿易と投資は両国関係の「黄金期」から恩恵を享受できると述べた。

 中国の駐英大使は、10月19─23日に予定されている習国家主席の訪英が両国関係の「黄金期」の幕開けを告げると述べていた。

 キャメロン首相は習国家主席の訪英について「英中関係には極めて重要な時間になるだろう。英中関係は非常に良好であり、黄金期とでも言うべき状態である」と語った。

 また「今後見られるであろう変化は明らかに、われわれのインフラに対する投資、人材を雇い入れる中国企業、そして雇用の創出だ。しかしそれはまた、中国にとっても大きな勝利になると思う。EU(欧州連合)を主導する加盟国であり、そのほか世界中で多数の交流や役割を担う英国との結び付きを確保できるからだ」と説明した。

 首相は、英国の対中輸出が過去10年間で4倍に増えたと指摘。減速しつつある中国の経済成長をめぐる懸念については「中国では現時点で明らかに対処すべき問題があるが、成長は続くと思う」と楽観的な見方を示した。

 外交筋によると、中国政府は英国がEUから離脱する可能性や、世界で米国に対抗できる勢力としてのEUが弱体化する事態について懸念している。

 こうした懸念にもかかわらず、習国家主席の訪英はエリザベス女王主催のバッキンガム宮殿での晩餐会を含め、友好的な雰囲気の中で日程が進められる見通しだ。

[ロンドン 18日 ロイター]

120x28 Reuters.gif
Copyright (C) 2015トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ウクライナ大統領がUAE・カタール訪問、防衛協力で

ワールド

全米で反トランプ集会 移民政策やイラン戦争に抗議 

ワールド

米国防総省、イランで数週間にわたる地上作戦を準備=

ワールド

日曜●アングル:トランプ氏製造業政策の「光と影」、
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:BTS再始動
特集:BTS再始動
2026年3月31日号(3/24発売)

3年9カ月の空白を経て完全体でカムバック。世界が注目する「BTS2.0」の幕開け

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度を決める重要な要素とは?
  • 2
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 3
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?...「単なるホラー作品とは違う」「あの大作も顔負け」
  • 4
    オランウータンに「15分間ロックオン」された女性のS…
  • 5
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 6
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反…
  • 7
    中国最大の海運会社COSCOがペルシャ湾輸送を再開──緊…
  • 8
    ヒドラのように生き延びる...イランを支配する「革命…
  • 9
    ウィリアム皇太子が軍服姿で部隊訪問...「前線任務」…
  • 10
    「酷すぎる...」ショッピングモールのゴミ箱で「まさ…
  • 1
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ海峡封鎖と資源価格高騰が業績を押し上げ
  • 2
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 3
    レストラン店内で配膳ロボットが「制御不能」に...店員も「なすすべなし」の暴走モード
  • 4
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」…
  • 5
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆…
  • 6
    イランは空爆により核・ミサイル製造能力を「喪失」…
  • 7
    中国最大の海運会社COSCOがペルシャ湾輸送を再開──緊…
  • 8
    作者が「投げ出した」? 『チェンソーマン』の最終…
  • 9
    【クイズ】2年連続で「世界幸福度ランキング」で最下…
  • 10
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 6
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    縫いぐるみが相棒、孤独なサル「パンチくん」がバズ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中