キャメロン英首相は中国の習近平国家主席の訪英を前に中国中央テレビに対し、英国と中国間の貿易と投資は両国関係の「黄金期」から恩恵を享受できると述べた。

 中国の駐英大使は、10月19─23日に予定されている習国家主席の訪英が両国関係の「黄金期」の幕開けを告げると述べていた。

 キャメロン首相は習国家主席の訪英について「英中関係には極めて重要な時間になるだろう。英中関係は非常に良好であり、黄金期とでも言うべき状態である」と語った。

 また「今後見られるであろう変化は明らかに、われわれのインフラに対する投資、人材を雇い入れる中国企業、そして雇用の創出だ。しかしそれはまた、中国にとっても大きな勝利になると思う。EU(欧州連合)を主導する加盟国であり、そのほか世界中で多数の交流や役割を担う英国との結び付きを確保できるからだ」と説明した。

 首相は、英国の対中輸出が過去10年間で4倍に増えたと指摘。減速しつつある中国の経済成長をめぐる懸念については「中国では現時点で明らかに対処すべき問題があるが、成長は続くと思う」と楽観的な見方を示した。

 外交筋によると、中国政府は英国がEUから離脱する可能性や、世界で米国に対抗できる勢力としてのEUが弱体化する事態について懸念している。

 こうした懸念にもかかわらず、習国家主席の訪英はエリザベス女王主催のバッキンガム宮殿での晩餐会を含め、友好的な雰囲気の中で日程が進められる見通しだ。

[ロンドン 18日 ロイター]
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