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感染症対策オーストラリア、800億ドル規模の新型コロナウイルス対応雇用維持策を発表 給与支払いを助成
オーストラリアのモリソン首相は、企業に従業員への給与支払いを補助する助成金を盛り込んだ、1300億豪ドル(約798億6000万米ドル)規模の新型コロナウイルス対策を公表した。写真はシドニーのセントラル駅で25日撮影(2020年 ロイター/Loren Elliott)
オーストラリアのモリソン首相は30日、企業に従業員への給与支払いを補助する助成金を盛り込んだ、1300億豪ドル(約798億6000万米ドル)規模の新型コロナウイルス対策を公表した。
雇用維持のための助成金として、従業員1人につき2週間ごとに1500豪ドル(923.10米ドル)が雇用主に支払われる。
首相は「雇用主が従業員への給与支払いを確実に行うようにするとともに、雇用主の事業継続を可能にすることが目的だ」と述べた。補助金は6カ月にわたって支給するとしている。
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