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中国の再使用可能ロケット「朱雀3号」、初飛行で回収失敗
2025年12月03日(水)16時18分
Eduardo Baptista Joey Roulette
[北京/ワシントン 3日 ロイター] - 中国の藍箭航天空間科技(ランドスペース)が3日に実施した次世代ロケット「朱雀3号」の初飛行は失敗に終わり、米スペースX、ブルーオリジンに続いて再使用型ロケットを確立するという目標は足踏みとなった。
国営新華社通信によると、ロケットの打ち上げ後、ブースターの回収を完了できなかった。「着陸プロセス中に異常燃焼が発生し、回収パッドへの軟着陸が妨げられた」と伝えた。「回収試験は失敗し、具体的な原因は現在も分析・調査中だ」としている。
朱雀3号の初飛行失敗は、ロケット打ち上げ後に回収して再利用する技術の開発の難しさを浮き彫りにした。中国はスペースXのスターリンクに対抗する大規模衛星ネットワークの展開を進めている。ロケットの再利用が実用化されれば、ミッションの頻度を高め、打ち上げコストを引き下げることが可能になる。





