ニュース速報
ワールド

北朝鮮、20日に対空ミサイルシステム発射実験 金氏が視察=KCNA

2025年03月21日(金)14時30分

 3月21日、北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は、ミサイル総局が20日に最新の対空ミサイルシステムの発射実験を実施し、金正恩朝鮮労働党総書記が視察したと伝えた。提供写真(2025年 ロイター/KCNA)

[21日 ロイター] - 北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)は21日、ミサイル総局が20日に最新の対空ミサイルシステムの発射実験を実施し、金正恩朝鮮労働党総書記が視察したと伝えた。

実験で同システムの「高い信頼性」と戦闘対応における「有利性」が示され、金総書記は研究グループに謝意を示したという。

KCNAによると、同システムの生産は既に開始されており、実験は性能を検証することが目的だった。

実験が行われた場所には言及していない。金総書記のほか、朝鮮労働党中央軍事委員会のメンバーも立ち会ったという。

専門家によると、北朝鮮はこうしたシステムの開発でロシアの技術支援を受けている可能性が高い。

KCNAが提供した写真には、ミサイルの煙が空に舞い上がり、空中で爆発が起きる様子が写っている。金正恩氏が実験を視察し、その後、微笑んでいるとみられる写真も配信された。

米韓両軍は20日、朝鮮半島有事を想定した定例合同軍事演習「フリーダムシールド(自由の盾)」を終了した。

KCNAは米韓の演習を「戦争の予行演習」と批判する北朝鮮国防省報道官の談話を伝えた。米韓を封じ込めるためのあらゆる選択肢が検討されているとし、「最も破壊的で致命的な軍事的手段」の使用も含まれると警告した。

韓国国防研究院の幹部は「北朝鮮は過去にソ連の兵器システムを導入し、それを基に兵器を開発してきた。協力関係の強化に伴い、ロシアが北朝鮮の要求に応じて相応の支援を行った可能性が非常に高い」と指摘。

また、北朝鮮は独自に弾道ミサイルを製造しているが、迎撃ミサイルを外部からの支援なしに製造するのは格段に難しいとの見方も示した。

聯合ニュースによると、韓国合同参謀本部の関係者は、北朝鮮のミサイル発射の可能性を事前に把握していたと発言。ミサイルは北朝鮮で20日午前9時ごろに発射されたという。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

中国、台湾周辺に艦船100隻展開 異例の規模で警戒

ビジネス

安川電機、今期純利益33%増見込む AI・半導体関

ワールド

エクアドル、対コロンビア関税100%に引き上げ 国

ビジネス

良品計画、今期純利益予想を上方修正 中東情勢「消費
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプの大誤算
特集:トランプの大誤算
2026年4月14日号(4/ 7発売)

国民向け演説は「フェイク」の繰り返し。泥沼化するイラン攻撃の出口は見えない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 2
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収される...潜水艦の重要ルートで一体何をしていた?
  • 3
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡散──深まる謎
  • 4
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 5
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで…
  • 6
    目のやり場に困る...元アイスホッケー女性選手の「密…
  • 7
    戸建てシフトで激変する住宅市場
  • 8
    高学力の男女で見ても、日本の男女の年収格差は世界…
  • 9
    停戦合意後もレバノン猛攻を続けるイスラエル、「国…
  • 10
    「仕事ができる人」になる、ただ1つの条件...「頑張…
  • 1
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 2
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文章」...歴史を塗り替えかねない、その内容とは?
  • 3
    韓国、生理用品無償支給を7月から開始 靴の中敷きで代用した少女たちから10年、アジア初の普遍的支援へ
  • 4
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始め…
  • 5
    「南東部と東部の前線で480平方キロ奪還」とウクライ…
  • 6
    バリ島沖の要衝で「中国製水中ドローン」が回収され…
  • 7
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐ…
  • 8
    「地獄を見る」のは米国か──イラン地上侵攻なら革命…
  • 9
    撃墜された米国機から財布やID回収か、イラン側が拡…
  • 10
    ポケモンで遊ぶと脳に「専用の領域」ができる? ポ…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    米特殊部隊、米空軍兵士救出「大成功」に残る多くの疑問
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 6
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 7
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 8
    古代のパピルスから新たに見つかった「2500年前の文…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中