Nidal al-Mughrabi
[カイロ 23日 ロイター] - イスラエル軍は23日、パレスチナ自治区ガザに対する攻撃を続け、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の職員1人を含む少なくとも42人が死亡した。
このうち37人がイスラエル軍が作戦を強化しているガザ北部で死亡。ガザ北部で軍は病院や避難所を包囲し、住民に対し南部に向かうよう指示した。医療関係者や地元住民が明らかにした。
ガザの保健当局と世界保健機関(WHO)は、激しい攻撃や住民の大規模な避難などを受けて、ガザ北部で予定していたポリオワクチンの接種を開始できないと表明した。
イスラエル軍は約3週間前にガザ北部での作戦を開始したが、ハマスの最高指導者シンワル氏を先週、殺害して以降、作戦を強化している。イスラエルはハマスの戦闘員がこの地域に再び集結していると主張している。
医療関係者によると、ガザ北部ベイトラヒヤでパレスチナ人2人が死亡。ガザ市でも2回の空爆で自治体職員4人を含む12人が死亡した。ガザ中部デイルアルバラでも空爆でパレスチナ人2人が亡くなった。
デイルアルバラでは国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の車両が攻撃を受け、職員1人が死亡した。
保健当局と民間医療関係者らによると、北部ジャバリア市内と周辺では、イスラエル軍の爆撃により殺害されたパレスチナ人数十人の遺体が道路脇やがれきの下に放置されているが、医療チームは現場に到達できないでいる。
ガザ地区保健省は「ガザの人々を保護することも避難所を提供することも、食料や医薬品を届けることもできない国際社会に対し、遺体を覆う布を送るよう呼びかける」との声明を発表した。