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ロシア、北朝鮮の核ミサイル開発支援巡り協議の可能性=米国務副長官

2024年06月25日(火)01時42分

キャンベル米国務副長官(写真)は24日、北朝鮮によるロシアへの武器供給の「見返り」に関する両国の協議が、北朝鮮の長距離核ミサイル開発に関連している可能性があるという認識を示した。2019年3月撮影(2024年 ロイター/Thomas Peter)

[ワシントン 24日 ロイター] - キャンベル米国務副長官は24日、北朝鮮によるロシアへの武器供給の「見返り」に関する両国の協議が、北朝鮮の長距離核ミサイル開発に関連している可能性があるという認識を示した。

キャンベル氏は米シンクタンク「外交問題評議会」主催のイベントで、中国、イラン、北朝鮮はロシアとの安全保障協力を強化しており、中でも中国と北朝鮮はロシアによるウクライナ侵攻後のロシアの防衛産業基盤の再構築を大きく支援してきたと指摘。「その見返りとして、ロシアはこれら3カ国の軍事計画の進展を後押ししている」と述べた。

中ロ関係については、北極圏や中央アジアなどを巡る緊張は存在しているものの、中国とロシアは「深い」戦略的パートナーシップ関係にあると米政府は見なしていると言及。

北朝鮮が先週のロシアのプーチン大統領による訪問を機に北東アジアの危機につながるような「挑発的な」行動を取るのではないかと中国はおそらく懸念している可能性があるとし、将来的に緊張が再燃する可能性があるとしながらも、現時点で中ロの「連携は強力」との見方を示した。

ロイター
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