Nathan Layne
[10日 ロイター] - 米共和党のクリス・クリスティー前ニュージャージー州知事(61)は10日、大統領選に向けた候補指名争いから撤退すると表明した。世論調査での党員からの支持率が2%にとどまり、49%で独走するトランプ前大統領に大きく水を開けられていた。
クリスティー氏は16年大統領選にも名乗りを上げたが、党候補指名争いで脱落。その後はトランプ氏支持に回った。しかし、20年大統領選を不正選挙とするトランプ氏の主張に強く反対し、反トランプ派に転じた。
同氏はニューハンプシャー州で開いた市民との対話集会で、選挙活動を進める道筋が描けなくなったと述べるとともに、トランプ氏が大統領に返り咲く可能性に改めて警鐘を鳴らした。
「私は決してトランプ氏を大統領にさせないよう尽力する。これは私の個人的野心よりも重要だ」と強調した。
共和党ストラテジストのジョン・フィーヘリーは、クリスティー氏の撤退が候補指名争いの2戦目となるニューハンプシャー州でヘイリー元国連大使に有利に働く可能性があると予想。クリスティー氏の支持者の多くがヘイリー氏に票を入れる可能性が高いとした。
ただ、他の州ではヘイリー氏に有利に働く効果はあまり見込めないと語った。