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中国、中東危機でロシアと連携 「パレスチナ人の権利保証必要」

2023年10月20日(金)12時50分

[北京 20日 ロイター] - 中国の中東問題特使、テキ雋氏は、中東危機の沈静化に向けロシアとの対話や協調を継続する用意があると表明した。今週行ったロシア外交高官との会談後の発言として、中国国営メディアが報じた。

同氏は19日にカタールの首都ドーハでロシアの中東・アフリカ担当特使と会談。その後、中東危機を巡り両国の立場が一致していると述べた。

また、「パレスチナ人の正当な国民としての権利が保証されていないことがイスラエルとパレスチナの対立を巡る情勢の根本原因だ」と主張。

中国は民間人犠牲者の多さや人道的危機に心を痛めており、パレスチナとイスラエルの和平交渉の再開や、パレスチナが国家としてイスラエルと共存する2国家解決を実現するために積極的な役割を果たす用意があると表明した。

ロシアは19日、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエルの衝突などの危機を巡り中東・北アフリカ政策で中国と緊密に協調していると表明していた。

国連安全保障理事会は16日、ロシアが提出した人道危機を回避するための即時停戦を求める決議案を否決。

中国外務省は19日、「米国が安保理決議案を阻止したことに深く失望している」と表明した。

ロイター
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