ニュース速報

ワールド

欧州でロシア産ディーゼル燃料買いだめの動き、来年2月の禁輸控え

2022年11月21日(月)12時49分

欧州連合(EU)で来年2月にロシア産ディーゼル燃料の禁輸措置が発効するのを前に、域内の取引業者は貯蔵施設を満杯にするためにロシア産の買い付けを急いでいる。代替調達先の確保が難航していることが背景にある。ロシア・イルクーツク州のイルクーツク石油会社(INK)が所有する油田のディーゼルプラント上部に掲げられたロシア国旗で2019年3月撮影(2022年 ロイター/Vasily Fedosenko)

[ロンドン 21日 ロイター] - 欧州連合(EU)で来年2月にロシア産ディーゼル燃料の禁輸措置が発効するのを前に、域内の取引業者は貯蔵施設を満杯にするためにロシア産の買い付けを急いでいる。代替調達先の確保が難航していることが背景にある。

EUは今年12月にロシア産原油の輸入を禁止するのに続き、2月5日からは石油製品の禁輸を実施する。

調査会社ボルテクサのアナリストによると、アムステルダム・ロッテルダム・アントワープ(ARA)の貯蔵ハブ向けにロシアの港で積み出されたディーゼル燃料は11月1─12日に日量21万5000バレルと、10月から126%急増した。

ロシア産とコスト効率が同程度の代替品を確保するのは難しく、欧州の月初からのディーゼル燃料輸入にロシア産が占めた割合は44%と、10月の39%を上回っている(リフィニティブ調べ)。

ロシアがウクライナを侵攻する前の50%強からは低下しているが、依然として欧州にとって最大のディーゼル燃料供給元だ。

英調査会社FGEのアナリスト、ユージン・リンデル氏は、EUはロシア産に代わる日量約50万─60万バレルのディーゼル燃料を確保しなければならず、代替品は米国やスエズ運河以東、主に中東やインドからもたらされるだろうと述べた。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

高市首相、応援演説で円安メリットに言及 米関税のバ

ワールド

米政府機関の一部が閉鎖、短期間の公算 予算案の下院

ビジネス

中国1月製造業PMIが50割れ、非製造業は22年1

ワールド

トランプ氏、労働統計局長にベテランエコノミスト指名
MAGAZINE
特集:高市 vs 中国
特集:高市 vs 中国
2026年2月 3日号(1/27発売)

台湾発言に手を緩めない習近平と静観のトランプ。激動の東アジアを生き抜く日本の戦略とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 2
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から脱却する道筋
  • 3
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵士供給に悩むロシアが行う「外道行為」の実態
  • 4
    日本はすでに世界第4位の移民受け入れ国...実は開放…
  • 5
    「着てない妻」をSNSに...ベッカム長男の豪遊投稿に…
  • 6
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 7
    関節が弱ると人生も鈍る...健康長寿は「自重筋トレ」…
  • 8
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 9
    日本経済を中国市場から切り離すべきなのか
  • 10
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 3
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 4
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
  • 5
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 6
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 7
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 8
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 9
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 10
    秋田県は生徒の学力が全国トップクラスなのに、1キロ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 8
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中