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原油価格見通し引き上げ、OPECプラス減産受け=ゴールドマン
米ゴールドマン・サックスは今年および2023年の原油価格の見通しを引き上げた。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が11月から日量200万バレルの減産を実施することで合意したことが原油価格にとって「非常に強気」という。(2022年 ロイター/Lucy Nicholson)
[6日 ロイター] - 米ゴールドマン・サックスは今年および2023年の原油価格の見通しを引き上げた。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が11月から日量200万バレルの減産を実施することで合意したことが原油価格にとって「非常に強気」という。
OPECプラスによる今回の減産が23年12月まで継続された場合、北海ブレント先物には1バレル当たり25ドルの上昇余地が生じると予想。在庫が完全に枯渇した場合はさらに上昇する可能性があるという。
22年の予想を99ドルから104ドルに、23年の予想を108ドルから110ドルに引き上げた。
また、22年第4・四半期と23年第1・四半期の予想をそれぞれ1バレル当たり10バレル引き上げ110ドル、115ドルとした。
ゴールドマンはOPECプラスの大幅減産は米政権のさらなる対応や国際エネルギー機関(IEA)による戦略石油備蓄(SPR)放出の調整を必要とする可能性が高いとした。