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改良版ワクチン、米成人の3分の2は近く追加接種の計画なし=調査
9月30日、米国の成人の約3分の2は、新型コロナウイルスのブースター(追加)接種向けの改良版ワクチンを近く接種する計画がないことが、カイザー・ファミリー財団(KFF)の調査で明らかになった。ペンシルベニア州シュウェンクスビルで9月8日撮影(2022年 ロイター/Hannah Beier)
[ニューヨーク 30日 ロイター] - 米国の成人の約3分の2は、新型コロナウイルスのブースター(追加)接種向けの改良版ワクチンを近く接種する計画がないことが、カイザー・ファミリー財団(KFF)の調査で明らかになった。
既に改良版ワクチンを接種した人と、できるだけ早い接種を計画している人は、回答者の3分の1にとどまった。
最近流行しているオミクロン変異株派生型と従来型の新型コロナの両方に対応するよう米ファイザー・独ビオンテックと米モデルナがそれぞれ改良したワクチンは、9月遅くに米食品医薬品局(FDA)が承認した。
調査では、約18%が改良版ワクチンの接種については様子を見るとし、10%は義務付けられれば接種すると回答した。約12%は間違いなく接種しないとし、27%はまだ初回接種が完了していないので接種対象ではないと答えた。
米疾病対策センター(CDC)が9月29日に発表したデータによると、改良版ワクチンの追加接種は接種開始後4週間で約760万人が受けた。これは初回接種を完了した接種対象である12歳以上の人口の約3.5%に相当する。