ニュース速報

ワールド

米、太平洋諸島とパートナーシップで合意 巨額援助提供も

2022年09月29日(木)14時26分

 9月28日、米国政府は、太平洋諸島首脳とのサミットで将来を見据えたパートナーシップで合意し、この地域に「巨額」援助を行う見通しを明らかにした。写真はサミットの様子。ワシントンでの代表撮影(2022年/ロイター)

[ワシントン 28日 ロイター] - 米国政府は28日、太平洋諸島首脳とのサミットで将来を見据えたパートナーシップで合意し、この地域に「巨額」援助を行う見通しを明らかにした。

ワシントン・ポスト紙は米当局者の話として、バイデン政権が2日間のサミットで、過去10年間に提供した15億ドル以上に加え、太平洋諸島援助プログラム拡張への資金拠出(8億6000万ドル以上)を発表すると伝えた。

ホワイトハウスはこの資金提供について今のところコメントしていないが、米当局者は訪問した全ての首脳が共同努力を約束する11項目のビジョン声明に賛同したという同紙報道は正確だと明らかにした。

ロイターが閲覧した未署名の宣言案では、各首脳がパートナーシップを強化することを決意し、「民主主義が繁栄することができる」地域に向けたビジョンを共有したとされている。また、国連海洋法条約や航行・飛行の自由の重要性が強調され、ロシアのウクライナ戦争を非難している。

ブリンケン米国務長官は国務省で開かれたサミットの冒頭、双方は「米国と太平洋パートナーシップ宣言」に合意したと表明。気候危機、保健緊急事態、経済機会の促進、そして規模の大小にかかわらず全ての国が「自らの道を選択する権利を有する」「自由で開かれたインド太平洋」の維持に言及した。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

スタバ、バリスタ労組が無期限スト突入 繁忙イベント

ワールド

トランプ政権、カリフォルニア州提訴 選挙区割り変更

ワールド

米政府、独などの4団体を国際テロ組織指定 「暴力的

ビジネス

米経済にひずみの兆し、政府閉鎖の影響で見通し不透明
MAGAZINE
特集:世界最高の投手
特集:世界最高の投手
2025年11月18日号(11/11発売)

日本最高の投手がMLB最高の投手に──。全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の活躍

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 2
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 3
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前に、男性が取った「まさかの行動」にSNS爆笑
  • 4
    「水爆弾」の恐怖...規模は「三峡ダムの3倍」、中国…
  • 5
    中国が進める「巨大ダム計画」の矛盾...グリーンでも…
  • 6
    文化の「魔改造」が得意な日本人は、外国人問題を乗…
  • 7
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 8
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 9
    ファン激怒...『スター・ウォーズ』人気キャラの続編…
  • 10
    「ゴミみたいな感触...」タイタニック博物館で「ある…
  • 1
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 2
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 3
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 4
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 5
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 6
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 7
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 8
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 9
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 10
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中