ニュース速報

ワールド

第2四半期のフィリピンGDP、前年比+7.4%に鈍化 予想下回る

2022年08月09日(火)15時05分

フィリピン統計局が9日発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)は前年比7.4%増加し、伸び率は前期の8.2%から鈍化した。パシグ市、6月撮影(2022年 ロイター/Adrian Portugal)

[マニラ 9日 ロイター] - フィリピン統計局が9日発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)は前年比7.4%増加し、伸び率は前期の8.2%から鈍化した。高インフレが個人消費を圧迫した。

伸び率はロイター調査のエコノミスト予想(8.6%)を下回った。

前期比(季節調整済み)では0.1%縮小した。

国家経済開発庁(NEDA)のバリサカン長官は、過去3四半期で最も低い成長率だが、アジアでは2番目に高い伸びだったと指摘した。建設業と個人消費などが押し上げたと説明した。

景気回復は引き続き堅調だとし、第2・四半期の実績は6.5─7.5%の今年の成長率目標に合致していると述べた。

その上で、中銀の追加利上げに対応可能だと語った。

第2・四半期の減速要因として、投入コスト高を背景に農業生産が低迷したことや製造業の成長鈍化を上げた。

リサール商業銀行のエコノミストは、第2・四半期の成長率は「まずまずだ」と述べ、新型コロナウイルス禍後の経済活動再開に向けた措置が成長を押し上げたと説明した。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米、戦略石油備蓄補充へ90万バレルの原油購入

ビジネス

シェブロン、フリーキャッシュフロー年間10%超増加

ワールド

イラク国会選挙、スダニ首相率いる連合が第1勢力に

ビジネス

ボストン連銀総裁「利下げのハードル高い」、インフレ
MAGAZINE
特集:世界最高の投手
特集:世界最高の投手
2025年11月18日号(11/11発売)

日本最高の投手がMLB最高の投手に──。全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の活躍

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 2
    ファン激怒...『スター・ウォーズ』人気キャラの続編をディズニーが中止に、5000人超の「怒りの署名活動」に発展
  • 3
    炎天下や寒空の下で何時間も立ちっぱなし......労働力を無駄遣いする不思議の国ニッポン
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 6
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 7
    ついに開館した「大エジプト博物館」の展示内容とは…
  • 8
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 9
    冬ごもりを忘れたクマが来る――「穴持たず」が引き起…
  • 10
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 1
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評家たちのレビューは「一方に傾いている」
  • 4
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 5
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 6
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 7
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 10
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 10
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中