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インドネシア、23日に閣僚名簿発表へ 財務相は留任
10月22日、インドネシアのスリ・ムルヤニ財務相(写真)は、ジョコ大統領から留任を要請されたことを明らかにした。2期目に入ったジョコ大統領は閣僚の人選を進めており、全閣僚名簿は23日に発表される見通し。2017年7月撮影(2019年 ロイター/Wolfgang Rattay)
[ジャカルタ 22日 ロイター] - 2期目に入ったインドネシアのジョコ大統領が閣僚の人選を進めている。全閣僚名簿は23日に発表される見通しだ。スリ・ムルヤニ財務相は22日、ジョコ大統領から留任を要請されたことを明らかにした。
ジョコ大統領は21日以降、12人以上に閣僚ポストを打診。大統領選挙で戦った野党グリンドラ党のプラボウォ党首もその一人で、国防相に就任するとみられている。
打診された人々は大統領宮殿に呼ばれ、ジョコ大統領と面談する。スリ・ムルヤニ氏は面談後、財務相続投に合意したことを明らかにした。
同氏は「インドネシアは、非常にダイナミックで不確実な世界経済、全世界を圧迫している景気減速に直面していると考えている」とし「こうした世界景気減速という試練からわが国経済を守るためには、継続的な政策が必要」と述べた。大統領とは経常赤字や貿易赤字を削減する方策についても話し合ったという。
バンク・オブ・アメリカはノートで「スリ・ムルヤニ氏は、ここ数年の財政規律の立役者で、より深い財政改革の旗振り役を続けることを望む人は多い」と指摘した。
このほか、22日は、公共事業相としてインフラ事業を推進したバスキ・ハディムルジョノ氏やシティ・ヌルバヤ・バカル環境相なども大統領と面談した。