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自民岸田派が18日に政策発表、持続可能性・平和憲法など=関係筋

2018年04月17日(火)19時13分

 4月17日、自民党の岸田派は、政策集を取りまとめ18日に都内で開催する同派閥(宏池会)会合で公表、パンフレットの形で配布する。2017年10月撮影(2018年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 17日 ロイター] - 自民党の岸田派は、政策集を取りまとめ18日に都内で開催する同派閥(宏池会)会合で公表、パンフレットの形で配布する。関係筋が明らかにした。

政策集は「ボトムアップ」「持続可能性」「平和憲法」などのキーワードを柱とする。ボトムアップは、政策決定プロセスをトップダウン方式から、現場の議論などをより重視するスタイルにシフトする意味で、安倍晋三政権で課題となりつつあるトップダウン型政策決定のひずみを除去したい意向がにじんでいる。

持続可能性は、無制限の金融緩和や財政規律の緩みの是正、社会保障の持続性の確保などを包摂した政策運営を志向する意味合いがあるという。

岸田派会長の岸田文雄政調会長は、ポスト安倍の有力候補とみられているものの、9月の自民党総裁選を控え、今のところ明確な立候補表明をしていない。

メディア各社の世論調査では、ポスト安倍の有力候補の中で石破茂元幹事長などに人気で水を空けられつつあり、政策集の公表は存在感を示す狙いもありそうだ。

(竹本能文 編集:田巻一彦)

ロイター
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