ニュース速報
ビジネス

マイクロソフト、クラウド事業が予想下回る AI投資回収に時間

2024年07月31日(水)08時53分

 7月30日、米マイクロソフトは、第1・四半期(7─9月)のクラウドサービス「アジュール」の増収率が為替変動の影響を除いたベースで28─29%になるとの見通しを示した。写真は同社のロゴ。パリ近郊で2月撮影(2024年 ロイター/Gonzalo Fuentes)

Aditya Soni Yuvraj Malik Anna Tong

[30日 ロイター] - 米マイクロソフトは30日、第1・四半期(7─9月)のクラウドサービス「アジュール」の増収率が為替変動の影響を除いたベースで28─29%になるとの見通しを示した。市場調査会社ビジブル・アルファの予想(29.7%)を下回った。

また、設備投資額は今年度に増加するとした。人工知能(AI)技術への多額の投資が利益をもたらすまでに時間がかかる可能性があることが改めて示された。

設備投資の増額見通しが嫌気され株価は引け後の時間外取引で一時7%下落した。ただその後、アジュールの増収率が2025年度下期に加速するという見通しを受け、下げ幅を3%に縮小した。

マイクロソフトはデータセンター網の拡大に向け多額の投資を行っている。

第4・四半期(4─6月)のアジュールの売上高は29%増で、予想の30.6%増を下回った。

4─6月期の設備投資(ファイナンスリース含む)は77.6%増の190億ドルと、前四半期の140億ドルから大きく増加した。

ブレット・アイバーセン副社長(投資家向け広報担当)は「顧客の旺盛な需要」に対応するため、引き続き支出を増やしているとロイターに語った。

アジュールの伸びに占めるAIサービスの割合は8%ポイントと、1─3月期の7%ポイントから上昇した。

アジュールを含むインテリジェント・クラウド部門の売上高は19%増の285億ドル。LSEGがまとめた市場予想の286億8000万ドルに届かなかった。

業務用ソフト「オフィス」事業やビジネス向け交流サイト(SNS)リンクトインを含む部門の売上高は11%増加。市場予想は10%増だった。

総売上高は15%増の647億ドルで、市場予想の643億9000万ドルを上回った。

基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」やゲーム機「Xbox」などを含む「モアパーソナルコンピューティング」部門の売上高は14%増の159億ドル。パソコン販売の安定化が寄与した。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、30日午前に大統領令署名へ FRB議長

ビジネス

インドネシア証取CEO辞任、株価急落で時価総額80

ワールド

キューバに石油供給する国に関税発動へ、トランプ氏が

ワールド

トランプ氏、英国の中国接近をけん制 「非常に危険」
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:高市 vs 中国
特集:高市 vs 中国
2026年2月 3日号(1/27発売)

台湾発言に手を緩めない習近平と静観のトランプ。激動の東アジアを生き抜く日本の戦略とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 3
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大胆な犯行の一部始終を捉えた「衝撃映像」が話題に
  • 4
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 5
    秋田県は生徒の学力が全国トップクラスなのに、1キロ…
  • 6
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 7
    パキスタン戦闘機「JF17」に輸出交渉が相次ぐ? 200…
  • 8
    日本経済を中国市場から切り離すべきなのか
  • 9
    配達ライダーを飲み込んだ深さ20メートルの穴 日本…
  • 10
    日本はすでに世界第4位の移民受け入れ国...実は開放…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 3
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡張に新たな対抗手段
  • 4
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 5
    データが示す、中国の「絶望的な」人口動態...現実味…
  • 6
    ラブロフ、グリーンランドは‌デンマーク​の「自然な…
  • 7
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 8
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 8
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中